2017年のノーベル文学賞を受賞された
カズオ・イシグロさん。
昨日開かれた会見では、
「私の一部は、いつも日本人だと思っていた」
とコメントされていましたね。
そんなカズオ・イシグロさんですが、
村上春樹さんとのノーベル賞受賞の違いは一体何だったのでしょうか。
気になっている方も多いと思いますので、
早速調べてみることにしました!!
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カズオイシグロと村上春樹ノーベル賞受賞の違いとは?
2017年のノーベル文学賞は、
カズオ・イシグロさんが受賞されたわけですが、
毎年のように候補に挙がっている
村上春樹さんとの違いは一体何なのでしょうか。
その理由のひとつに、「社会性のある作品」という点が挙げられます。
1994年受賞の大江健三郎さん、2000年の高行健さんなど、
これまでのノーベル賞作家さんは、
社会性があり、ずっしりと重いような作品が多いです。
たとえば、カズオ・イシグロさんの作品である
「わたしを離さないで」の設定はこんな感じです。
彼らの遺伝子によってつくられたクローンの子供たちが成長し、オリジナルに臓器を提供するために内臓を切除され、モルモットのように死を迎えるストーリー。科学と人間の根源的な罪悪がこめられている。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00000015-nkgendai-ent
設定を読んだだけでも、重い感じがしますよね。
このように、ノーベル文学賞は、
社会性がある重い作品が好まれるようです。
村上春樹さんのその卓越した文章力は誰もが知るところですが、
ベストセラーとなった「ノルウェイの森」の
映画版は酷評されていたのだとか。
ですので、ノーベル賞アカデミー会員の好みとは視点が違うことが、
ノーベル賞受賞の決定的な違いだったようです。
ですが、近い将来には村上春樹さんにも
ノーベル文学賞を授けて欲しいものですね。